│【福岡推し活ワーケーション レポート】
今回実施した福岡推し活ワーケーションでは、自然の中で“ととのう”古賀市と、伝統的な“ものづくり”の街・大川市を訪問しました。ちょうどソフトバンクホークス優勝前後というタイミングで、県全体が熱気に包まれる中、私たちも地域のパワーを受けながら、得るものの多い旅となりました。
本レポートでは、古賀市での快適なワーク環境と温かな交流、そして大川市での伝統技術体験と対話の時間についてお届けします。
Part 1:古賀市
今回のワーケーション拠点は、福岡空港から約30分の好立地にある薬王寺温泉の「快生館」
100年以上の歴史を持つ快生館は、「快く生きる」をコンセプトに、古賀市のインキュベーション施設として再生された温泉宿です。 自然に囲まれたコワーキングスペースでは、鹿の声がBGMとなり、驚くほど仕事がはかどりました。テレワーク後には天然温泉で心身を整え、翌日のパフォーマンスの高さを実感しました。
ランチでは同じ薬王寺温泉の「鬼王荘」で絶品鶏すきを堪能し、古賀市の豊かな食文化も満喫しました。
古賀市での交流のハイライトは、地元の伝統文化である「角打ち体験」です。酒屋さんで買ったお酒をその場で立ち飲みする文化は、肩書きや立場を超え、偶然隣り合った人同士が気軽に語り合える“フラットさ”が魅力。
ここで田辺一城市長と名刺交換の機会をいただき、街づくりの想いや取り組みを伺うことができました。また、(株)SALT様にコーディネートいただき、商店街や地場企業の皆さまとの交流を通じて、地域の熱意とポテンシャルに触れる時間となりました。
Part 2:大川市
古賀市でのワークを終え、私たちは“家具の街”として知られる大川市を訪問しました。
■ 伝統の技と、ものづくりへの情熱地場企業 (有)境木工様・(株)アルファタカバ様を訪問し、家具製造の現場を見学。 家具づくりの歴史や想いについて、直接お話を伺いました。 そこには、卓越した技術と経験に裏打ちされた、ものづくりに対する誇りと情熱、 また、お客様のニーズへの徹底したリサーチが息づいており、 私たち自身も仕事に向き合う姿勢を改めて考える貴重な時間となりました。
さらに、大川市職員の皆さまと意見交換の場もいただきました。 行政と企業の連携、ものづくり産業の発展について率直に語り合う中で、共創の可能性を感じられる、有意義な時間となりました。
■ 古民家で大川組子体験と、夜の昇開橋意見交換後は、旧吉原家住宅(国指定重要文化財)にて、大川組子細工のワークショップへ。 釘を使わず木を組み合わせ模様を生む、日本の繊細な木工技術に心から感動しました。
そして、200年以上守り継がれてきた古民家に触れ、伝統文化を残す地域力の強さを感じさせていただきました。夜はライトアップされた筑後川昇開橋が川面に浮かび上がり、とても幻想的でした。
まとめ:
今回の福岡(古賀市・大川市)ワーケーションでは、
- 自然豊かな環境での生産性向上、フラットな地域交流(古賀市)
- 日本の伝統文化と技術、ものづくりの現場理解(大川市)
という二つの大きな学びを得ることができました。
そして大川市職員の皆さまと交わした意見交換では、街の未来と産業、働き方について深く語り合うことができ、大変貴重な時間となりました。
今回のご縁を機に、共に地域の未来をつくる一歩へ繋がりましたら嬉しく存じます。
温かく迎えてくださった古賀市・大川市の皆さまに、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。